PHILOSOPHY

経営理念

手の届くプレミアムを、 皆さまに。

お菓子を食べて幸せそうな友人の顔。ホテルでリラックスしている家族の顔。長いパットを決めてはじけそうなゴルフ仲間の顔。初めてのスキーでワクワクした子どもたちの顔。
シャトレーゼグループはそういったお客様の幸せな瞬間を創りだすために「三喜経営」という理念のもと、事業に取り組んできました。
私たちの仕事への取り組みかたを支えるものは、「大義」—私たちの存在意義、「社是」—私たちが目指す企業のありよう、そして「基本姿勢と行動指針」—日々の心構えと行動方法です。これら三つの要素を大切にしながら、私たちは日々の業務に取り組んでいます。

大義

お客様の喜びと、自然との調和を追求し、社会の繁栄と幸福を実現する

高品質な商品とサービスを通じてお客様に喜びを届けること。そしてそれを実現可能にしてくれる自然との調和を図ること。これらの追求が、社会の繁栄に寄与すると信じています。
大義実現へと取り組む際に、会社の拠りどころとなるのが創業以来変わらずに大切にしてきた「三喜経営」という社是です。

社是

「三喜経営」に徹しよう

一、お客様に喜ばれる経営
わが社は、継続的な革新により、より良い商品・サービスを手頃な価格で提供する。
一、お取引先様に喜ばれる経営
わが社は、お取引先様を同じ志を持つ運命共同体として、その繁栄に貢献し、共に栄える。
一、社員に喜ばれる経営
わが社は、事業は人なりと信じ、事業の発展を通じて、社員の人間形成を高揚し、会社の繁栄を通じて、社員の豊かな生活を実現する。

行動指針と基本姿勢

常にお客様視点をもつ

常に「買う立場」に立ち、どうすればお客様の「不」を解消し、喜んでいただけるかを考えながら仕事を進める。

社会と共存共栄する

生産者やフランチャイズオーナー、そして地域社会を含む様々な関係者を重要なパートナーととらえ、共存共栄を目指す。

自然の恵みを最大限に活かす

豊かな水、空気、土などの自然の恵みを最大限に活かした商品・サービスづくりを徹底する。また、社員一人ひとりが自然に感謝し、環境に配慮した行動を心がける。

過去や現状にとらわれず、進化し続ける

過去の実績・現状にとらわれることなく、常に未来を予測し、あるべき姿や高い目標を設定することで、改善と進化を続けていく。

現場・現実を大切にし、まず実践する

お客様やお取引先様からの生の声、現場で得られる事実に基づき、すばやく考え、行動する。

謙虚さと利他の心

自分の能力や立場におごることなく、他者の意見や助けを素直に受け入れる。そして、自己利益よりも他者のためを想い、最大限に尽くす。

挑戦と成長

どんな時でも変化を恐れず、好奇心を持って「まずやってみる」ことを大切にする。新たな挑戦を通じて、社員一人ひとりが成長

「三喜経営」の真髄

お客様に喜ばれる経営

素材へのこだわりはお客様都合で考え抜いた結晶

シャトレーゼでは季節ごとに完熟フルーツを使った商品を販売しています。初夏には特に完熟桃の商品が人気です。

農家出身である創業者は素材に対して強いこだわりを持っており、「一般流通では運ぶのが難しい熟した桃を、シャトレーゼだからお客様にお届けすることができる」「てっぺん桃(木の一番上で最も太陽を浴びた桃)が一番甘くておいしい。シャトレーゼはそうした良い素材を存分に活かして、お菓子を作るべき」。

しかし製造担当者からすると、完熟した桃は皮を剝きにくいだけでなく、カットしてケーキに載せる際、桃に手の跡がついてしまう可能性があり、極めて扱いにくい素材です。そのため、できるだけ硬い桃を使いたいと考えます。

そうした社内の都合が見え隠れしたときに、最終的に誰のために仕事をしているのかを考えます。お店で「完熟桃」と称して並ぶ商品を、実際に食べてみたら桃がガリガリだったとなれば、お客様は落胆します。お客様のことを第一に考えれば、どのような素材が必要かは自ずと分かります。

お取引先様に喜ばれる経営

農家とのWin-Winシステム「ファームファクトリー」

美味しいお菓子には良い原材料が欠かせません。卵や牛乳、水、果物など、お菓子に必要な素材を、地元の契約農家や農場より直接仕入れ、その生産地でお菓子づくりを行う素材本位の工場システムを「ファームファクトリー」と呼んでいます。 創業者自身が農家出身であることから、生産者の立場と苦労を深く理解しています。

そのため、シャトレーゼでは、生産者の努力を適正に評価し、その価値を「美味しい」という形でお客様に伝えることを大切にしています。農家との固定価格での取引により、生産者に安定した収入を提供する一方で、消費者には安全で美味しい商品を届けるという相互のメリットを生み出しています。

現在では、農家との素材共同開発や、生産農家が見える安全・安心なお菓子づくりへと広がっています。シャトレーゼの取り組みは、単に素材を大切にするだけでなく、生産者と消費者の双方にとって最良の価値を生み出すことを目指しています。

社員に喜ばれる経営

シャトレーゼには社長がいっぱい!
あなたにもチャンスがある!

お菓子のシャトレーゼには社員が1500人おり、そこにプレジデント(いわゆる社長)が120人もいます。
「どらやき・プレジデント」「アイス・プレジデント」「ロールケーキ・プレジデント」「あんこ・プレジデント」などの各プレジデントたちは自分の持ち場の商品づくり・生産等について社長のように考え、進化する役割を担っています。

年間5~10億円を扱うプレジデントは、売上規模でいえば、中小企業の社長と同じくらいの責務があります。成果を上げたプレジデントには、その成果に応じて報奨金が支給されます。
このように、シャトレーゼでは各プレジデントに対し、自分が担当する事業を「自分の家業」と捉え、それを経営することが求められています

これは、創業者の家業的企業経営に対する考え方、「粗利を増やし、経費を減らす。確保する利益を先に考え、その後でやり繰りする。社員を養うつもりで経営することが大切」という指針に基づいています。

h3 l-gutter--2xl md:l-gutter--xl sm:l-gutter--lg img l-gutter--2xl md:l-gutter--